2012年5月21日 (月)

シニアネットワーク

ねりまシニアネットワーク
 なんだか、区がやっているシニア向けのウェブサイトのようですが、有志のやっている地域の交流会の名称です。今年80歳になられる方が、20年前に退職され、地域でどう過ごすかという立場になったとき、周りに何もなかったので、ご自分で立ち上げられたそうです。今回で19回目ということですが、毎年1回、「セミナー+昼食会+簡単な交流会」を開催し、その参加者で「年ごとの会」を作ってもらい、活動してもらう、というか仲間づくりをしてもらう、という主旨です。メインは年度ごとの仲間の会で、それを緩く結んでいるのが、表題の「ねりまシニアネットワーク」なのです。各年度の会がなにをどういう風にやろうと、基本的には勝手です。毎年の「セミナー+昼食会+簡単な交流会」には新しく50~60名程度が参加し、その半分くらいの人が年度ごとの会に参加するとのことです。その、今年度のセミナーに参加してきました。

競馬に行って馬券を買う
 各年度の会を代表して、3つの会がどんなことをやっているか紹介してくれました。ハイキングや飲み会、カラオケにボーリング、美術館めぐりなどなど。会自体がほとんどマージャンの会になりつつあるところもあるようです。そんな中でユニークなのは、府中の競馬場で馬券を買ってみるという話でした。会の中には数人づつのグループに分けて、そのグループ持ち回りで催しを決めて実施する、という工夫もしているようです。

ゆるく、活動する
 「ゆるく」というのが全体を流れているコンセプトのようです。年度ごとの会の中にいくつかのグループが出来たり、年度の会を越えた特定の趣味のグループがあったり、年度の会を移動したり、どの年度でも参加できる催しがあったり、出ても良い、出なくても良い。
 スポーツを含めて、地域のグループにいくつか参加してきました。固定したグループでは、最初の2年くらいは良いのですが、長くなってくるとだんだん人間関係などが見えてきて、窮屈に感じることがあります。ある時から、「無理をせず、適当に参加する、もしくは続けない」という選択肢も見つけました。そういう「ゆるさ」は仲間づくり的な地域活動ではとても大切なようです。私自身は、このシニアネットワーク全体で進めている「ついの住まい研究会」の活動に参加しようと考えてます。

001b
photo by nimomu

2012年5月17日 (木)

これから出会うクロスロード

NHK生活時間調査
 一日にどれくらいテレビを見ているか、という様な話題を提供してくれる調査です。ゲームをしている時間、仕事をしている時間、食事の時間など、「必需行動」「拘束行動」「自由行動」「その他」、合せて29種類の「行動」について24時間の時間ごとに調べています。ちなみに「拘束行動」とは、仕事、仕事の付き合い、学内の学習、学外の学習、家事(買い物など4区分)、通勤、通学、そして社会参加が入っています。社会参加にはPTAの活動からボランティアまで、みんな「拘束行動」ということです。これが年齢区分別に集計されています。

高齢期の住まいの大切さ
この中で「家にいる時間、いない時間」というデータがあります。会社を離れると家で、住まいで過ごす時間が長くなります。平日の数字ですが、50歳代では男性が11時間、59分、女性が16時間36分です。これが70歳以上になると、男性は18時間57分、女性は19時間46分とほぼ勤務時間分の変化があります。
これには寝ている時間も含まれるので、「家にいて起きている時間」というデータがさらに追加されています。これも平日の数字ですが、50歳代では男性が5時間22分、女性が10時間丁度です。これが70歳以上になると、男性は11時間1分、女性は12時間22分になります。男性は倍以上、家にいることになるのです。そして、50歳代はほとんどが「必需行動」ですが、70歳代では「自由行動」が大幅に増えます。

これから出会うクロスロード
 老老離婚という見出しが週刊誌に出ていましたが、そういう事が無ければ、これからの最大のクロスロードはもし要介護になった時を含め、「どういう住み方をするか」ということではないでしょうか。それによって、これからの人生のありようがかなり影響されるはずです。

005b_2
photo by nimomu

2012年5月13日 (日)

○期一会

会っておこうとする
 1月末に今年の年賀状を先ず二つに分けました。誤解を恐れずに言えば、「マァ、付き合いでお互い出している人」と「一度会っておきたい人」の二山です。そして、後者をまた二つに分けました。「ここ十数年前後に間に会ったことのある人」と「会っていない人」です。この「十数年、それ以上あっていない人」と会おうと考えました。先ず二人を選びました。一人は高校の同級生、もう一人は大学時代の仲間です。関西に住む高校の同級生にはメールで連絡し、日を合せて帰省する手はずを整えました。2月のことです。
 そして、薫風五月、連休明けのこの時期、会ってきました。実は、もう一人の大学の仲間も去年から私の帰省先に仕事を持っていて、マァ、一石二鳥だったのです。

○期一会のつもりでしたが
 ○のところに上手く字が入りませんが、私としては「老期一会」「シニア期一会」「終期一会」という気持ちもありました。多分もう会うことが無いかもしれない。来し方行く道(まだ「行く末」ではなく)をお互いしっかり話がしたい、という気持ちです。
 ところが、二人ともそうは行きませんでした。昔の一緒だったことの思い出話、最近の出来事などのいわば雑談、そういう時間でした。考えてみれば、○期一会という感覚には未だならないのですね。期待が、というか思いが強かったせいか、別れた後、何となく消化不良のような気分でしたが、それはそれで良しなのでしょう。

それでも○期一会
 一年に3~5人、会うことが出来ればと希っています。離れた場所にいる人が多いので、簡単ではありませんが、重ねれば20人くらい会えそうです。会うことを重ねるたびに、会い方も上手になるでしょう。会う前に、このブログの記事を添付すれば大丈夫かもしれません。

004bc
photo by nimomu

2012年5月 8日 (火)

クロスロード

訃報
 同級生や会社の同期などの、おなじような歳の人の訃報はこれまで2~3年に一度だったのですが、今年はもう2つめが届きました。彼は会社で入社時に同じ部署にいて、経営工学が専門でした。建設業界は科学的なマネージメントという面では遅れていましたから、いろんな可能性があると、パイオニア精神で建設会社に入ったようです。数理的な現場管理から、マーケティング、IT管理・活用、そして経営企画と、経営工学の専門家としては一通りの場数をこなしました。その結果を彼はどう受け止めたかは聞いていませんが、建設業界そしてゼネコンという壁は厚かったのかもしれません。

もう一つの道
 彼は専門がユニークでしたから、会社生活の中で何度か、自分の進むべき道を自ら選ぶ機会があったようです。そういう選択の結果を私たちは見ているのですが、もし、別の選択をしたらどうであったかという思いにとらわれることがあります。60を過ぎて、その軌跡を見せられ、「もう一度チャンスをやろう、ただし同じの枠の中で」と言われたとしたら、彼はどういうもう一つの道をつくるのかという妄想に囚われました。

クロスロード
 十字路、という意味です。選択を迫られるポイント、ということでしょうか。震災時に緊急に判断を迫られるケースにどう対応するかという防災ゲームの名前でもあります。
私たちはこれまでどのようなクロスロードにいたのでしょうか。最初に自らの意志で人生の結果に大きな影響を与える選択をしたのは、大学の進路選択でしょう。そして就職先の選択、自ら望んだ転勤、結婚、責任ある立場になってからのいくつかの岐路になった選択。亡くなった彼と同じように私もそういう選択をしてきました。未だ妄想に囚われることがあります。「あの時、もし・・・・」。

B_2
photo by k.n.

2012年5月 1日 (火)

生きてきた時間をたどるもの

新手のエンディングノート?
 4月始まりの日記帳が書店に並んでいます。そんな中に、生涯日記帳というか、生涯年記帳ともいうべきモノが並んでいました。それも3つの出版社からです。どれも同じようなもので、開いた左のページにその年に有った出来事や流行した歌、人などが網羅されています。右のページは罫線の入った、いわゆる日記帳スタイルです。1冊は、薄く月別の区分けがありました。3社のうち1社は「3代」と称して、祖父母、親、自分の3代について書き込めるよう、明治以前からのページが用意されています。面白いと思う反面、「ヤレヤレ」と感じました。その安直さが残念でした。
 普通の日記帳には「年間スケジュール表」とか「月別予定表」など工夫がありますが、この3冊にはどれもそうした配慮も無く、ただ、やみくもに、その歳年の白紙欄があるだけなのです。

生きてきた時間をたどるもの
 そういうものが何になるのかという疑問もあるかもしれません。これから生きていくうえで、これまでの出来事を明示するというのは? 過去に執着するだけではないのか?   
 そうしたニーズがありそうなことは分かります。日記帳の後ろにある「年齢早見表」(昭和何年生まれの人は今年何歳という一覧表)の自分のところを見て、随分先に来たなと感じ、そこからゼロ歳の方へ、転勤したのはこの辺り、結婚したのはここ、会社に入ったのはこの年、小学校はこの辺、と逆にたどることがあります。年ごとの記録というより、年譜的に、流れの中でそれぞれの年を顧みたいなという気持ちです。

エンゲル係数の変化のようす
 日経のWEB版に面白い(?)グラフを見つけました。エンゲル係数がここ50年でどのように変化してきたかという図です。この横軸にその時の自分の様子を重ねて見ると、「そうか、あの時はこういう時代だったんだ」という感慨があります。「一人当たりGDP」のグラフと経済活動の年譜で「団塊の世代の生きてきた道」的な表現は、ビジネス系の雑誌に出てきます。このグラフにその時々の食べ物の様子を挙げると面白い表になるかもしれません。


Photo

«高齢期に住み替える準備